ARTISTS作家一覧
瀬尾 誠Seo Makoto

略歴
| 1983 | 滋賀県近江八幡市生まれ |
|---|---|
| 2007 | 金沢美術工芸大学工芸科漆木工専攻卒業 |
| 2009 | 長野県上松技術専門校木工科修了 |
| 以後 | 長野県大桑村にて漆による作品の制作 |
おもな作品発表歴
| 2010 | 個展「瀬尾誠 漆展」(laboratory/岐阜県)、大阪国際アートトリエンナーレ2010(大阪府)、伊丹国際クラフト展(兵庫県) |
|---|---|
| 2011 | 個展「瀬尾誠 漆展」(ギャラリー上り屋敷/東京都) 、グループ展「PRESENT」(ギャラリー上り屋敷/東京都) |
| 2012 | 三人展「現代作家展」(東京都)、グループ展「盃と香盒」(ギャラリー上り屋敷/東京都) |
| 2013 | クラフトフェアまつもと2013(松本市)、二人展「飯島の竹籠ト瀬尾ノ漆絵(」ギャラリー蝸牛/上松町)、個展「瀬尾誠漆展」(ギャラリー上り屋敷/東京都)、グループ展「木曽の蝸牛展」(松本市)、個展「瀬尾誠漆展」(ギャラリーHakmokren/滋賀県) |
| 2014 | クラフトフェアまつもと2014(松本市)、個展「瀬尾誠 漆展」 (GALERIE CENTENNIAL/大阪府)、三人展「飯島正章・ kanehenn・瀬尾誠 三人展」(手仕事雑貨屋風土/京都府)、三人展「飯島正章・泉健太郎・瀬尾誠 箱物・蓋物展」(ギャラリー蝸牛/上松町) |
| 2015 | クラフトフェアまつもと2015(松本市)、三人展「飯島正章・泉健太郎・瀬尾誠 ヤンポ展」(ギャラリー蝸牛/上松町) |
| 2016 | 個展「瀬尾誠 漆展」(ギャラリーHakmokren/滋賀県) |
| 2017 | クラフトフェアまつもと2017(松本市)、三人展「飯島正章・泉健太郎・瀬尾誠 展」(ギャラリー蝸牛/上松町) |
おもな受賞歴
| 2006 | 石川現代工芸展入選 |
|---|---|
| 2008 | 京展入選、KFS イラストコンペティション優秀賞 |
| 2010 | 大阪国際アートトリエンナーレ 2010 入選、ほぼ日刊イトイ新聞作品大賞入選 |
| 2010,2012 | 伊丹国際クラフト展入選 |
STATEMENTステートメント
手のなかに広がる無限の世界
小さなうつわの、全面に描かれた不思議な模様。鮮やかな朱や緑、黄のこっくりとした色合い。瀬尾誠の作品を初めて観たとき、その凝縮された世界の奥へと引き込まれる。まるで、どこか別世界をのぞいているような感覚だ。
この有機的な模様と暖かみのある色合いは、漆によるものである。漆を施す対象は、木材だけでなく、陶器や金属、古道具と多岐に渡り、漆の表情を多彩にする。懐かしくありながらどこか新しい、伸びやかでいながら繊細、木訥としながら華やか、といった、相反する要素を両立させ、私が抱く漆器への固定観念を軽やかにすり抜けていく。彼の作品を工芸品なのか美術品なのかと分類するのは、無意味に感じられる。作家自身も「分からない」という。
1983年、滋賀県の近江に生まれる。金沢美術工芸大学、長野県上松技術専門校を経て、そのまま木曽に移住した。金沢と木曽という漆に縁の深い地で学び、漆の持つ多様な可能性を追求している。伝統工芸の先人への敬意を払いながら、従来の漆器とはまたちがった、新しい、自由で色彩豊かな世界観をつくり出している。河井寛次郎、芹沢銈介、柴田是真、円空、木喰といった彼のあげる好きな作家と共通するのは、手しごとへの敬意と同時に、どこか型破りな遊び心を思わせるところだ。
近年では、竹細工や卵殻細工といったまったく異なる技法を使用する他作家とのコラボレーションを積極的に行っている。作品を作るうえでは綿密な話し合いをあえてせずに、互いに作品そのものを通して「挑発し合う」のだという。言葉ではなく作品による対話の純粋な楽しさと喜びが、作者の創作意欲をかき立てている。無意識に枠からはみ出す彼の作品は、みたことのないものをみた驚きや興奮を与える。
木曽路美術館 立野 直緒
Infinity Unfolded in the Palm of your Hand
Seo Makoto was born in Oumi, Shiga Prefecture in 1983. After graduating from both Kanazawa College of Art in Ishikawa Prefecture and Agematsu Technical College in Nagano Prefecture, he moved to Kiso in Nagano. He learned lacquering techniques in Kanazawa and Kiso, both of which are famous for lacquered art, he is still exploring the possibilities of lacquer.
Showing respect for traditional lacquered arts and crafts, he creates his own free and colorful world of lacquer, which differs from convention. His work gives proof that any classification between arts and crafts is meaningless.
In recent years, he has actively collaborated with other artists working with different media, such as bamboo, eggshells and so on. His belief is, as he has said, “It’s important to inspire each other.” The joy of non-verbal dialogue through works fuels his motivation for further creation.
KISOJI ART MUSEUM Tatsuno Nao



